休憩室のドアを開けると、同期と先輩が楽しそうに笑っている。自分が座ったとたん、会話が少し途切れた気がする。午前中には「〇〇先生はもう一人で朝の会ができるのにね」と言われたばかりで、何を話せばいいのか分からない。結局、スマートフォンを見るふりをして、休憩の45分が過ぎるのを待つ。
新人保育士の人間関係のつらさは、怒鳴られる、無視されるといった分かりやすいものだけではありません。比べられる、輪に入れない、誰に何を聞けばいいか分からない。一つひとつは小さくても、毎日続くと、子どもと過ごす時間まで重たく感じるようになります。
この記事では、新人が人間関係でつらくなりやすい場面を整理したうえで、先輩や同期と比べてしまう気持ちのほどき方と、相談しやすい関係を少しずつつくる具体的な方法を紹介します。指導と呼べる範囲を超えたときの相談先もまとめました。
この記事でわかること
- 新人保育士の人間関係がつらくなりやすい3つの相手と場面
- 先輩と比べられたとき、同期と比べてしまうときの考え方
- 相談しやすい関係を4週間でつくる具体的な手順
- 指導とハラスメントの境目と、園の外の相談先
結論
新人保育士の人間関係がつらいときは、まず「誰との、どんな場面がつらいのか」を、複数担任の先輩、主任や園長、同期の3つに分けて書き出してください。先輩や同期と比べてしまう苦しさは、相手と自分で担当クラスも教わる人も違うのに、目に見える一部分だけを比べていることから生まれます。比べる相手を「1か月前の自分」に変え、相談相手を職場の中に一人決めて、1日1回の短い報告から関係を育てると、聞きにくさは少しずつ減っていきます。人格を否定する言葉や無視が続く場合は、関係づくりの問題ではないため、園の窓口や労働相談につないでください。
01新人の人間関係は、3つの相手との間でつらくなる
要点:新人がつらさを感じる相手は、主に複数担任の先輩、主任や園長、同期の3つです。相手によって、つらさの形も、取れる手立ても違います。
保育の職場は、ほかの仕事と比べても人との距離が近い職場です。同じ保育室で一日中、先輩と一緒に子どもを見て、同じ休憩室で食事をとり、行事の前には遅くまで一緒に準備をします。距離が近いぶん、うまくいっているときは心強く、ぎくしゃくしたときは逃げ場がありません。
図1
- 1
複数担任の先輩
指示が人によって違う、言い方がきつい、質問するとため息をつかれる
- 2
主任・園長
話しかけるきっかけがない、評価されている気がして緊張する、相談しても流される
- 3
同期
自分よりできているように見える、先輩との距離が近くて焦る、愚痴の聞き役になって疲れる
書き出すときは、相手の名前よりも「場面」と「回数」を書きます。「先輩が怖い」ではなく、「降園後の片付けの時間に、やり方が違うと2回言われた」。こう書くと、つらさが特定の人の性格の問題なのか、手順が共有されていないという仕組みの問題なのかが見えやすくなります。
複数担任のクラスでは、「やり方のずれ」が人間関係に見える
乳児クラスのように複数の保育士で担任を組むクラスでは、着替えの順番、トイレに誘うタイミング、午睡の寝かしつけ方などが、先輩ごとに少しずつ違うことがあります。新人はどちらに合わせても、もう一方から注意されやすくなります。このとき「あの先輩に嫌われている」と感じがちですが、実際にはクラスの中で手順がそろっていないことが原因のこともあります。注意された場面を1〜2週間メモしておき、「〇〇の手順は、どちらに合わせればいいですか」とクラスのリーダーに確かめると、人の問題に見えていたものが、手順の問題として解決に向かうことがあります。
人間関係で悩むのは、新人に限ったことではない
東京都が保育士を対象に行った調査で、過去に保育士として働いていた人に辞めた理由を聞いたところ、最も多かったのは職場の人間関係でした[1]。
図2
経験を積んだ保育士でも、人間関係は仕事を続けるかどうかを左右する大きな理由です。新人のあなたがつらいと感じるのは、弱いからではなく、保育の職場で多くの人がつまずく場所に立っているからです。人間関係全般の悩みについては保育士の人間関係がつらいときの考え方でも詳しく扱っています。
02先輩と比較される、同期と比べてしまうときの考え方
要点:比べられる苦しさも、自分で比べてしまう苦しさも、条件の違う相手の「見えている一部分」だけを比べていることから生まれます。比べる相手を過去の自分に変えると、成長が見えるようになります。
「〇〇先生はもう一人で絵本を読めるのにね」「同期の△△さんは、ピアノで困っていないみたいだよ」。先輩にとっては軽い一言でも、言われた側には何日も残ります。そして、言われていない日でも、気がつくと自分から同期と比べるようになっていきます。
比べている中身を、表にしてみる
比べてしまうとき、私たちは相手の得意なところと、自分の苦手なところを並べがちです。けれども、担当クラスも、組んでいる先輩も、学校で学んだことも違う二人を、同じものさしで測ることはできません。
図3
| 比べがちなこと | 見えていない条件 | 代わりに見ること |
|---|---|---|
| 朝の会や手遊びの上手さ | 実習や学生時代のアルバイトでの経験の量、担当クラスの年齢 | 先月より子どもが集まる時間が延びたか |
| 先輩との距離の近さ | 組んでいる先輩の性格、同じ学校の出身かどうか | 自分が質問できる人が一人でもいるか |
| 仕事の早さ | 担当している書類の量、クラスの人数や配慮の必要な子の数 | 先月より残業が減ったか |
| 怒られる回数 | 先輩ごとの指導の仕方、目につきやすい場面にいるかどうか | 同じことで二度注意されていないか |
右の列は、すべて「過去の自分」との比べ方です。1か月前の自分にできなかったことが、今日できていれば、それは確かな成長です。週に1回、帰りの電車で「先週できなかったけれど、今週できたこと」を3つ書き出してみてください。3つ見つからない週があってもかまいません。1つでも書けたら、その週は前に進んでいます。
比較された言葉の受け止め方
先輩から比べられたときは、言葉の中から「次にやってほしいこと」だけを取り出すように受け止めます。「〇〇先生はもう一人でできるのに」なら、先輩が伝えたいのは「一人でできるようになってほしい」ということです。そのうえで、「一人でできるようになりたいので、来週一度だけ見ていてもらえますか」と返せると、比較の言葉が、教えてもらうきっかけに変わります。
それでも、比べる言葉が毎日のように続くなら、それは指導のやり方として適切とは言えません。比べられた日と言葉をメモに残し、主任など別の人に相談することも考えてください。
同期とうまくいかないとき
同期は、一番の味方にも、一番つらい比較相手にもなります。同期が先輩と仲よくしていると取り残された気持ちになり、同期の愚痴の聞き役になると自分の気持ちを話せなくなる。同期とうまくいかないと感じたら、無理に仲よくしようとせず、「仕事の情報だけは共有する関係」で十分だと考えてみてください。持ち物の連絡や行事の段取りを共有できていれば、仕事は回ります。気持ちを話す相手は、同期でなくてもかまいません。
学校の同級生のSNSと比べてしまうとき
別の園に就職した学生時代の友人が、SNSに楽しそうな保育の様子を載せている。それを見るたびに、自分の職場だけがつらいように感じることがあります。けれども、SNSに載るのは一日の中の一番いい瞬間です。友人も、投稿していない時間には同じように悩んでいるかもしれません。比べてつらくなる時期は、寝る前にSNSを開かないと決めるだけでも、気持ちの消耗はずいぶん減ります。友人と直接話す機会があれば、「最近どう?」と聞いてみてください。似たような悩みを抱えていたと分かり、ほっとすることも多いものです。
03相談しやすい関係は、1日1回の「小さな報告」から育てる
要点:相談しやすい関係は、困ったときに突然つくるものではなく、ふだんの短い報告の積み重ねで育ちます。職場の中に相談相手を一人決め、4週間かけて少しずつ関係を深めていきます。
新人が「相談しにくい」と感じるのは、話しかけるきっかけがないからです。いきなり「相談があるんですけど」と言うのは、誰にとっても勇気がいります。そこで、相談の前の段階として、毎日の短い報告から始めます。報告は、相手にとっても必要な情報なので、話しかける理由になります。
図4
相談相手を一人決める
同じクラスの先輩、隣のクラスの先輩、主任の中から、話しやすい人を一人だけ選ぶ
1日1回、短く報告する
「〇〇くん、今日は午睡に入るのが早かったです」のように、子どもの様子を一言伝える
質問の時間を決めてもらう
「聞きたいことをまとめて、午睡の始まりに聞いてもいいですか」と相手の都合を聞く
お礼を具体的に伝える
「昨日教えてもらった声かけで、△△ちゃんが着替えられました」と結果を添えて伝える
小さな困りごとを一つ相談する
4週目に、手遊びのレパートリーなど答えやすい困りごとを一つだけ相談してみる
4週間という期間は目安です。相手の忙しさや性格によって、もっと早く打ち解けることも、時間がかかることもあります。焦らずに続けてください。
この手順の中で一番効くのは、お礼に「結果」を添えることです。教えた側にとって、自分の助言で子どもが変わったと聞けることはうれしいものです。それが続くと、相手のほうから「最近どう?」と声をかけてくれるようになります。
相談相手は、同じクラスの先輩でなくてもいい
同じクラスの先輩が一番怖い、という場合もあります。そのときは、隣のクラスの先輩や、看護師、栄養士、事務の職員など、少し離れた立場の人を相談相手に選んでもかまいません。クラスの外の人は、利害が少ないぶん、気持ちを話しやすいことがあります。質問のしかたで悩んでいる人は、質問しにくい職場での聞き方の工夫も参考にしてください。
休憩室で話せないときの、小さな工夫
休憩室で会話に入れないときは、無理に話題を探さなくても大丈夫です。お茶を入れるときに「いりますか」と一言かける、先輩が持ってきたお菓子に「ありがとうございます」と言う。それだけで、相手からは「話しかけていい人」に見えるようになります。会話は、相手が話しかけてくれたときに続けられれば十分です。
04主任や園長との関係は、面談と報告の場を味方にする
要点:主任や園長は、新人にとって評価される相手に見えがちです。ただ、日々の報告や面談の場を使えば、困っていることを伝える経路にもなります。話しかけるきっかけを、自分でつくっておくことが大切です。
主任や園長と話す機会は、思っているより限られています。日中は保育室にいないことも多く、新人から声をかけるのはためらわれます。そのため、困りごとが小さいうちに伝える機会を逃し、大きくなってから「なぜもっと早く言わなかったの」と言われてしまうことがあります。
面談の前に、伝えたいことを3行で書いておく
多くの園では、年度の途中や年度末に、主任や園長との面談があります。面談は、評価を受ける場であると同時に、困っていることや来年度の希望を伝えられる貴重な場です。緊張して言いたいことが言えなくなるのを防ぐために、前日までに伝えたいことを3行で書いておきましょう。
- 今、できるようになったこと(例:「1歳児の午睡の寝かしつけが一人でできるようになりました」)
- 今、困っていること(例:「クラスの中で着替えの手順が先生によって違い、迷うことがあります」)
- 来年度の希望(例:「もう一年、乳児クラスで経験を積みたいです」)
できるようになったことを最初に伝えると、困りごとも「頑張っている新人の相談」として受け止められやすくなります。
日々の報告は「結論から一言」で
主任に報告するときは、「〇〇くんが午前中に転んで、ひざをすりむきました。手当て済みで、お迎えのときにお母さんに伝えます」のように、何があったかと、どう対応したかを先に伝えます。短く結論から報告できる新人は、信頼されやすく、相談も聞いてもらいやすくなります。
05指導の範囲を超えたら、関係づくりではなく相談の問題
要点:仕事のやり方を具体的に指摘するのは指導です。しかし、人格を否定する言葉、無視、ほかの職員の前での繰り返しの叱責は、関係づくりの工夫で解決する問題ではありません。記録を残し、園の窓口や外の相談先につないでください。
職場のパワーハラスメントは、優越的な関係を背景とした言動で、業務上必要かつ相当な範囲を超え、働く環境が害されるもの、と定義されています。一方で、客観的にみて業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な指示や指導は、これに当たりません[2]。新人が判断に迷うのは、この境目です。
図5
- 挨拶をしても返事がない日が続いている意図的な無視は、仕事に必要な情報が届かなくなる問題でもあります
- 子どもや保護者の前で、大きな声で何度も叱られる指導に必要な範囲を超えている可能性があります
- 「向いてない」「辞めたら」など人格を否定する言葉がある仕事のやり方ではなく、人を否定する言葉です
- 自分だけ行事や会議の連絡が回ってこない仕事から外すことは、働く環境を害する行為になり得ます
- ミスの指摘が、ほかの職員の悪口とセットになっている指導ではなく、関係をこじらせる言動です
- 相談したら、相談したこと自体を責められた相談したことを理由にした不利益な扱いは禁止されています
事業主には、パワーハラスメントなどの相談に応じて適切に対応する体制を整える義務があり、相談したことを理由に解雇などの不利益な扱いをすることは禁止されています[3]。園に相談窓口が決められているか、就業規則や掲示物で確かめてみてください。
相談する前に、記録を残しておく
誰に相談するにしても、記録があると話が具体的になります。日付と時間、場所、誰に何を言われたか、そのとき周りに誰がいたか、自分がどう感じてどうしたか。スマートフォンのメモでも、手帳でもかまいません。その日のうちに、事実と気持ちを分けて書いておくのがこつです。「つらかった」という気持ちだけでは伝わりにくいことも、「1週間で4回、子どもの前で大きな声で叱られた」と書けば、聞く側も状況を正しく受け止められます。
園の中で相談しにくい場合は、外の窓口もあります。労働局や労働基準監督署の中にある総合労働相談コーナーは、いじめや嫌がらせ、パワハラを含む労働問題の相談を無料・予約不要で受けています[4]。夜間や土日に電話で相談したいときは、労働条件相談「ほっとライン」(0120-811-610)も使えます[5]。パワハラの相談先はパワハラを受けたときの相談先で詳しく紹介しています。
06相談事例:比べられる毎日から、話せる人が2人できるまで
要点:同期と比べられ続けてつらくなった新人が、比べる軸を変え、報告から関係を育てたモデルケースです。関係が改善した部分と、変わらなかった部分の両方を追ってみてください。
「同期を見習って」と言われ続けた1年目
相談事例(モデルケース)
- お名前
- まなみさん(仮名)・21歳
- 保育士歴
- 1年目(2年制の専門学校を卒業して入職)
- 勤務先
- 社会福祉法人が運営する認可保育園(定員約60名)、1歳児クラス(4人担任の1人)
- 変化
- 休憩中に話せる職員 0人 → 2人/先輩への質問 1日0〜1回 → 1日3〜4回
編集部当時、一番つらかったのは何でしたか。
同じ園に同期が2人いて、そのうちの1人がピアノも手遊びもすごく上手だったんです。担任の先輩から、毎日のように「〇〇さんを見習って」って言われて。最初は頑張ろうと思えたんですけど、夏ごろには同期の顔を見るのもしんどくなっていました。
編集部比べ方を変えたきっかけは何でしたか。
比べていることを表にしてみたんです。そしたら、同期は学生時代に3年間、学童でアルバイトしていたって分かって。そりゃ慣れてるよなって、ちょっと笑っちゃいました。それからは、毎週金曜に「今週できたこと」を3つ書くようにしました。
編集部相談相手は、どうやって見つけましたか。
隣の2歳児クラスの先輩です。同じクラスの先輩にはまだ緊張してしまうので。毎日お迎えのあとに「〇〇ちゃん、今日はスプーンを自分で持てました」って一言だけ報告していたら、3週間くらいで向こうから「今日はどうだった?」って聞いてくれるようになったんです。看護師さんとも、午睡チェックのことで話すようになりました。
編集部同じクラスの先輩との関係は変わりましたか。
正直、そこはあまり変わりませんでした。でも、話せる人が2人いるだけで、毎日の重さが全然違うんですよ。年度末の面談で、主任に「来年は別のクラスか、法人の別の園で経験を積みたい」と伝えました。
全員とうまくやらなくても、話せる人が2人いれば職場には通えるんだって、初めて思えました。
まなみさん(仮名)
まなみさんは2年目の4月、同じ法人が運営する別の園の2歳児クラスに異動しました。異動先では、最初の週から1日1回の報告を続けているそうです。1年目に身につけた「報告から関係を育てる」やり方が、新しい職場でもそのまま生きています。
このケースでは、すべての人間関係が改善したわけではありません。それでも、比べる軸を変えたことと、話せる人を一人ずつ増やしたことで、続けるか辞めるかを落ち着いて考えられるようになりました。
※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。
07全員とうまくやる必要はない:最後に伝えたい2つのこと
要点:職場には、どれだけ工夫しても合わない人がいます。全員と仲よくすることを目標にしなくていいこと、そして、人間関係を理由に環境を変えるのは逃げではないこと。この2つを覚えておいてください。
1. 目標は「仲よし」ではなく「仕事が回る関係」
職場の人間関係で目指すのは、全員と仲よくなることではありません。必要な情報が届き、困ったときに一人には相談できる。それが保てていれば、仕事は十分に回ります。合わない先輩とは、挨拶と報告をきちんとしたうえで、それ以上の距離を縮めようとしなくてもかまいません。苦手な人に好かれようと努力するより、話せる人との関係を大事にするほうが、毎日のエネルギーを守れます。職員が入れ替わる年度の変わり目には、関係の形も変わることがあります。
2. 人間関係で職場を変えるのは、逃げではない
関係づくりを続けても変わらない相手もいます。そのときに、異動を希望したり、職場を変えたりするのは、自分と子どもを守るための判断です。同じ法人の中で園を変える方法もあり、伝え方は人間関係を理由に異動を希望するときの伝え方にまとめています。人間関係以外のつらさも重なっていると感じたら、新人のつらさ全体を整理した新人保育士がつらいときの判断基準も読んでみてください。
園の外の誰かに話して整理したいときは、ほいくの相談室も使えます。転職を前提にしない相談も受け付けているので、職場の中に話せる人がまだいないときの、最初の一人として使ってもらえたらと考えています。
よくある質問
新人のうちは、先輩に何を言われても我慢するべきですか?
仕事のやり方への具体的な指摘は、受け止めて次に生かすことが大切です。ただし、人格を否定する言葉や無視、人前での繰り返しの叱責まで我慢する必要はありません。日付と内容を記録し、主任や園の相談窓口、外の労働相談につないでください。
同期と比べられるのがつらいとき、先輩に伝えてもいいですか?
伝え方を工夫すれば大丈夫です。「比べないでください」と言うより、「一人でできるようになりたいので、一度見ていてもらえますか」と、してほしいことを伝えるほうが受け止めてもらいやすくなります。それでも続くなら、主任など別の人に相談しましょう。
休憩室で一人で過ごすのは、印象が悪いでしょうか?
一人で休むこと自体は問題ありません。休憩は自由に使える時間です。ただ、挨拶やお茶を入れるときの一言など、短い声かけを続けておくと、必要なときに話しかけやすくなります。
同期の愚痴を聞くのに疲れてしまいました。
毎回すべてを聞かなくてもかまいません。「今日は疲れていて、明日話そう」と区切ってもいいですし、仕事の情報を共有する関係にとどめるのも一つの方法です。気持ちを話す相手は、同期以外にもつくっておくと楽になります。
人間関係が理由で1年目に辞めると、次の職場で不利になりますか?
面接で理由を聞かれることは多くなります。前の職場の悪口ではなく、「チームで手順を共有しながら学べる環境で働きたい」のように、次に大切にしたいことを伝えれば、前向きな理由として伝わります。心身の不調がある場合は、在籍期間より健康を優先してください。
主任や園長と話すのが怖いです。
いきなり相談するのではなく、「〇〇の行事の準備、ここまで終わりました」のような短い報告から始めてみてください。報告を重ねると、相手もあなたの仕事ぶりを知ることができ、相談しやすい関係に近づきます。
参考にした資料
- 東京都福祉局「令和4年度東京都保育士実態調査 調査結果の概要」
- 厚生労働省 パワーハラスメント対策リーフレット
- 厚生労働省 職場のハラスメント対策リーフレット
- 厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」
- 確かめよう労働条件「労働条件相談ほっとライン」
※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。